平成16年・夏なのだ
夏でも立禅、公園で 今年の夏は、また一段と暑い。家の奥さんに「このクソ暑いのによく公園でなんか練習ができるわねぇ」と半ば呆れ顔で言われる。そして「40才過ぎてるサラリーマンでそんなことやってる人って居ないわよ」なんて。 […]
平成16年・春めいて
逃げる右肩 組手の時に、手を前に出しすぎてしまうことをやめるのが、今の私の最大の課題だ。その原因はいくつか考えられる。ひとつめは気がせいて手だけが前に行き、体が残ってしまうから。もうひとつは顔を打たれるのが怖いから手だ […]
平成15年・暖冬みたい
組手は怖いか楽しいか? 今年はずいぶんと暖冬のような気がする。それでも11月も下旬にさしかかるとやっと冬らしく冷え込んできた。こうなってくると世間はもう年末商戦の雰囲気だ。デパートや商店街では早くもクリスマスソングが流 […]
平成15年・秋桜の季節
いつも答えはやってくる 答えが見つかった時、いつも思うことがある。だったら先生、このことを初めから言ってくれればいいのに……その方が楽だし、その方が早いじゃない。でもこうも思う。そのプロセスに意義があるのかな、とも。 […]
平成15年・初夏のたわむれ
謎の指差し歩き 「できることをやっていてもしょうがないんだよ!」師の叱責がとぶ。“なんば歩きで綱渡り”をやっていたときのことだ。師の言葉がつづく。「できてることを何十回、何百回やったって意味がないんだよ。自分に足りない […]
平成14年・冬の章
組手の季節 お花見で組手をやったのが、ついこの間のことのように思い出される。あの時はとっても緊張していた。始める前から心臓がバクバクしていた。立禅をしていても気もソゾロといった感じだったし、探手をやっていても動きが硬い […]
平成14年・秋の章
Chapter SAT -おかあちゃんのためなら- 川崎市中原区にあるその公園へは、私鉄電車で向かっていた。稽古は午後の2時からだというのに、もう2時30分だった。時間どおりに行こうと思いながらも、大抵こんな時間になっ […]
平成14年・夏の章
立禅は心の支え このご時世、まわりを見渡しても、あまり明るいニュースは聞きません。朝夕の通勤電車の中では、みんな浮かない顔をしています。私の職場でも、あまり雰囲気は良くありません。長引く不況、新しい賃金システムの導入や […]
平成14年・春の章
通勤立禅電車 ガタンガタ~ン、ガタンガタ~ン、ガタンガタ~ン・・・今日も朝のJR東海道線の上り電車は混み合っています。以前は、電車通勤することがとてもイヤで、「なんとか車通勤に替わりたいものだなぁ」と、いつもいつも考え […]
富川リュウの太気拳修業記・第2部・番外編
これまでの第一部、第二部では、立禅、這い、歩法、推手という、自分で作った枠組みにこだわりすぎていて、ディフェンス技術や組手やスパーリングに関する記述が、少々こぼれ落ちてしまいました。この番外編では、そのあたりの部分を少々 […]