静から動への展開・・・立禅
立禅は太気拳の基本で、「樹を抱くように立つ」と言われます。
樹を抱くようにとは何を意味するか。
もちろん一つではありませんが、最も重要な部分を相撲用語で言えば「腰を割る」になります。
腰を割る、に対して正反対の状態を同じ相撲で「膝が内に入る」と言います。
「膝が内に入って崩れ落ちる」等と言い、怪我の大きな原因の一つです。
つまり「膝が内に入る」即ち「崩れ落ちる」。
だから「膝が内に入」らないように「腰を割る」が重要になります。
つまり腰を割った状態で立つことを要求するのが立禅です。
そして静で知ったその働きが動に展開される。
つまり静の動への展開です。