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初稽古を終えて 会員S.Y

34歳から武道をはじめて16年結構頑張って稽古にいってました。 10年位たってからそこそこ自信もついてきたころ、ふっと気がつきました。
毎年大学生が入門してきて、それが3年生くらいになると立場逆転。いつもいつも気がつくと、いつの間にか抜かれてしまって・・・
前にテレビで具志堅さんがお笑いのナイナイのちっちゃいほうとボクシングの試合をして途中から息切れで結局倒せないどころか逆に押されているのを見て、本当にショックでした。
そんな中先輩に合気道の佐川さんの記事を見せてもらって本物の先生に習いたいと思って、まったりと時間が過ぎていたところ、古い秘伝の天野先生の記事を見つけて、絶対本物だ~って思って思わず入門依頼しました。
昔から松田隆智さんの漫画等で、中国拳法はただ中腰で立っているだけで、達人になれるというのは、わかっていましたが、半信半疑で続きませんでした。
太気拳に入門してみて、立禅・這い・練りのみなので、ただ勝手にまねるだけだと思っていましたが、うまく出来なくて悩んでいるときや、気つかずに腰が伸びているときに、タイミングよく、また理論的に指導していただけるので、理を知った上で稽古できて、本当にびっくりしています。
最初に天野先生に「100mよーいドン!で競争したら、若いもんには勝てないけど、たかだか4~50cmの間合いを詰めるだけだったら、老若ぜんぜん関係ない。まだまだ強くなるよ。”っていう言葉にすごく救われた気がしました。
毎回稽古楽しみにしています。 (やっと翌日の筋肉痛も開放されてきました。が稽古の最後のほうは、太ももがパンパンで、もう立禅が10秒くらいしか出来ません。かなしイ~ツイシュまでにもっと脚の筋肉を強化スプリングにしなくては)
覚えの悪い弟子(もう決めてます)ですが、今50歳。今本物を稽古しなければ、もう人生終わりです。 そう思うと、思わず稽古に力が入ってしまいます。 この先まだまだ宜しくお願いいたします。

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ご指導頂き有り難うございました 会友員O 2005/09/26

天野先生

先日は9月24日(土)、25日(日)と二日間にわたりご指導頂き有り難うございました。特に土曜日は台風が接近する悪天候の中、本来なら練習中止のところ稽古をつけていただき感謝の言葉もありません。

北海道という遠隔地居住であるため、やむを得ず会友員として年に一度だけ天野先生からご指導を受けるようになり、今年で三回目。時が経つのは早いものだと思う反面、自分のレベルは遅々として上がらず、正直情けない気持ちもあります。
しかしその一方で、わずかながらも私の進歩した箇所を先生に指摘していただき、今後の個人練習にも勇気が沸いてきました。

今回先生のご指導の中で、「力を一元化すること。手や足など末端の動きに目を奪われず(技のコレクションではなく)、力が発生する根源を捉える。」「速い動きというのは、動作の速度を上げるのではなく、無駄な動きが無いということ。」といった言葉が、たぶん今までも頭では分かっていたのでしょうが、今回自分の感覚でもストンと納得するものがありました。それを告げたところ先生は「そういうのって続けなきゃ分からないんだよ。続けなきゃ、それが分かんないと云うことすら分かんないんだ。」とおっしゃり、太氣において分かると云うことは本当に自分の身体との対話なんだなあと印象深く思いました。

また、基礎講座終了後桜木町の中華料理店では、先生や先輩方のお話や爆笑ものの裏話など、本当に楽しい思いをさせていただきました。今後、いずれ遠くない日において北海道でも同好の志を募り、天野先生に指導に来ていただきたいと思っています。その日まで、年一度のご指導を今後も宜しくお願いいたします。

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神戸太気拳基礎講座の感想 神戸世話役M 2005/05/18

今回GWの 4/30(土) 5/1(日) と2日間にわたって、天野先生に「第一回太氣会神戸講習会」を開いて戴きました。今回は太氣拳初体験の方が3名いらっしゃいましたので、太氣拳の立ち方の基本(立禅)から始まりました。天野先生のご指導は懇切丁寧で初心者の方にも非常に分かりやすかったと思います。経験者で会友員の私も もう一度1から基本を確認することが出来、今まで気づかなかったことや過去にご指導戴いていてもその時は耳に残らなかったことなど多くの発見をしました。
 
基本の立禅~歩法~揺りなどと話は進んでいったのですが、今回テーマとして特に「身体をまとめる」ということを一貫して強調されていました。身体の各部位はいったいどこに調和していくのか、その根幹となる部分はどこなのかということをテーマに、臍下丹田付近の「腰のちから」、「股関節のちから」についてを基礎から徹底的にご指導くださいました。膝を動かすちから、歩を進める時に出る足のちから、上半身につながるちから、「これらすべてのもとは腰の力なんだ」ということを非常に体系立てて教えてくださり、体感を通して身をもって感じることが出来ました。
最後は推手の手前の腕を合わせて回すところまで進みました。その後は我々経験者の推手の相手をしていただき稽古は終了しました。
 
限られた時間にもかかわらず非常に多くのことを教えて頂き、10時30分から16時まで昼食抜きでほぼノンストップという熱の入りようでした。
稽古後は「明石のたこ」を肴に懇親会でした。死ぬほど食べた明石のタコに皆、「当分タコは見たくない」とのことでした。・・・・・・・
しかし次の日の稽古はタコのおかげで身体が柔らかく力が抜けて、非常に動きやすかったです。(笑)
 
初参加者・会友員共に非常に充実した実り多き講習会でした。天野先生ありがとうございました。
また次回を楽しみにしています。

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神戸太気拳講座感想 参加者I 2005/05/18

前略

先日は神戸講習会でのご指導誠に有難うございました。
太氣拳については全くの初心者なので、期待と不安が相半ばしながらの参加でしたが、とても丁寧にそしてわかりやすくご指導頂き大変満足しております。
特に歩法について、重心の移動、足の運び、方向、位置、歩幅など非常に緻密にご指導いただき、大変勉強になりました。

都合で一日のみの参加でしたが、太氣拳の第一人者である天野先生に直接手を取ってご指導いただけたことは、私にとって大きな財産となりました。
今後は、今回の神戸講習会の世話役をしていただいた宮本さんに教わりながら
精進したいと思っております。

また天野先生に直接ご指導いただける日を楽しみにしております。

早々。

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神戸太気拳基礎講座の感想 参加者N 2005/05/18

天野先生

神戸の講習会では、大変お世話になりました。
丁寧なご指導が受けられて、とても充実した時間を過ごすことができました。
参加してよかったです。
 
先生のビデオと著書で自分なりにやっていたのですが、今回先生にご指導いただいて、自分がわかっていなかったということがわかり、自分の出来てないところを自覚することが出来ました。いろいろ質問もさせていただき、理解があいまいだったところもいくらか明確になりました。といっても、五里霧中の状態でいくらか霧が晴れたかなーという感じですが、それでも大きな喜びです。自分としては、最後に立禅の感覚を掴みかけることが出来たので非常にうれしく思いました。あの感覚を忘れることなく、教えていただいたことを思い出しながら、これから稽古していこうと思います。練りや這いに関しては体がぎこちなくしか動かずに、ただ形をなぞってるような感じですが、禅だけでもしっかりやり続けたいと思います。禅。このシンプルなこと。その奥の深さを知りたいです。飽くことなく、天心で立てるようになれたら・・・と思います。
 
また新たな変化が出てきたり、疑問が出てきたりしたら、どうかメール等で質問させてください。
先生という先達がいてくださることを、幸いに思います。

今回は遠方からお越し頂き、本当にありがとうございました。
こちらの理解が浅いため同じ事を何度も先生に言わせてしまい、先生のストレスになったのではないでしょうか。申し訳ありません。
でもまた関西にお越しいただける日がありますことを願っています。
またご指導いただける日を楽しみにしています。

ありがとうございました。

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初めて太気拳の練習に参加して 参加者T 2005/04/30

基礎講座はもちろん、太気拳の稽古は始めてでした。
丸一日の練習ということで、クタクタになることを覚悟して気合を入れて参加したのですが、「何かを掴んで帰りたい」という一心で夢中に練習をしたせいか、あっという間の一日でした。
もっとも、翌日は太ももの筋肉痛で、出勤時に駅の階段を降りるのがとてもギコチナイ状態でしたが・・。

天野先生にコツを教えて頂きながら、立禅、半禅、這い、練りの稽古をしました。
当たり前だと思いますが、たった1日の練習では、何も分からないと思いました。
形だけ真似るのが精一杯でした。
練習は、自分の体の内部に耳を傾けながら、そして、遠くの風の音を聞くような気持ちで行ったつもりですが、なかなかそう簡単には行かないですね。
これからの練習の中で、少しづつ、変わっていけるよう練習に励むつもりです。

もちろん、今回の講座で得たものはたくさんあります。特に、腰の使い方です。
「腰・腹を使う!」ということは、私も今まで意識して稽古をしてきたつもりですが、「具体的にどう使えばいいのか」ということが分からず、つい肩や手先でやろうとしてしまう状態でした。
今回の天野先生の分かりやすい解説と体系立った練習の中で、「腰の力の凄さ」を体感し、「そうか、こうやって腰の力を使えばいいのか!」ということが少し分かってきました。
この感覚を、今後、繰り返し練習していこうと思います。

まだ初めの一歩を踏み出したばかりです。武術は一生掛かっても分かるものではないと思います。
しかし、継続する中で、少しづつ変わっていけると思います。
自分の体で覚えるしかないと思います。そのためには、良い指導者に恵まれることが必須だと思います。
今後も基礎講座や代々木の稽古に時間を作って、天野先生や会員の皆様にご指導を頂き、良い人生を送って生きたいと思います。

今日からGWですが、天気が良かったので公園に出かけていき、講座で学んだことをじっくりと練習しました。

今後とも、ご指導の程、宜しくお願い申し上げます。

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4月24日基礎講座 参加者W 2005/04/24

日曜日の講習会ありがとうございました
初参加にもかかわらず丁重に指導していただき感謝しております

さて、感想とゆう大げさな事ではなく私なりに感じたことをご報告させていただきます。
今回初めての参加者が三人と言うことで多人数よりも中身が濃い講習会になったと思います。
そのため天野先生による指導を重点的に受けられ充実した内容だったと思います、
私が感じたのは太気拳には立禅 這い 練り 組み手  と言う認識が強かったのですが、今回の講習会ではそれ以外にもたくさんのバリエーションが大気拳に有り、太気拳の懐の深さを感じられる講習会でしたし、ながれる汗がたいへん気持ちよく感じられる講習会でした。又太気会の方による最後の組み手は圧巻でありました。

又このような講習会がありましたならぜひ参加させていただきたいとおもいます。

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基礎講座ありがとうございました 会友員K 2004/12/15

先月の基礎講座の参加もとても多くの事を学びました。
特に自分の中で質的に変わった事は、先生がいつも言ってる「立禅」の延長が「這い」で、「這い」の延長が「練り」・「打拳」、と言うのが最近少しずつですが体が理解出来るような感覚になってきた気がします。肘と膝の固定がポイントと言われ、今までの這いは少し前傾姿勢で這ってた為非常に苦しい這いでしたが、もっと楽な這いが、基礎講座に参加して先生の指導や先輩方と練習しているうちに出来るようになり、とても有意義な時間でした。
 
この前の基礎講座の打拳の指導は、とても合理的な威力の出し方の方法で内部に浸透する打拳、という事で他の打撃系格闘技とは打ち方が全く違い、「太気拳」独特の打拳で正直少しとまどいましたが、「これが本来の打拳なんだなあ。」と実際先生の軽い掌打を手のひらで受けましたが、どうしても後方に体が動いてしまい、堪えようにも堪えられませんでした。「こういう打ち方が組手で自然に出てくればすごいだろうなあ」と一人心の中で思いました。
 
お昼に先生からの初めての推手の指導をしていただき感無量でした。先生は軽くやってるのでしょうがなんか物凄い圧力を感じました。自分の手が完全に操られているようでした。
推手により自分の腕の感覚がより敏感になるようで、今後もこの推手は重点的に練習していきたいと思いました。

練習最後に組手がありましたが、太気拳独特の顔面ありの壮絶な組手はやはりかなり衝撃でした。
でもこれが本当の武術と確信しました。
次回もまた参加をしたいと思います。

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講習会初参加の感想 会友員K  2004/10/02

先日は初めての稽古に参加させていただきました。
色々有難うございました。

先生を初めて拝見した時はとても感動し、あらかじめ用意しておいた質問等もすっかり忘れてしまい稽古に没頭してしまいました。

しかし基礎講座の稽古の中に答えがあり、またこれからの練習の1つの指針ができました。
正しい立禅。そして這い。そこから打拳へと繋げてゆく過程が少し見えてきました。

先生が固定式推手をしてくださった時の異様な圧力にはなんともいえない驚きがありました。このままちょっとでも発力されたら、はるか彼方までふっ飛ばされそうな感覚が、体の中に感覚として残ってます。こういう感覚はやはり先生や諸先輩方との実際の触れ合った中でしか得られないものだと思います。上手く説明できませんが中心に向かってくる圧力、とでも表現したらよいのでしょうか。

そして、立禅で感じた力は、どんな時も失わないという事はとても大事な事なのですが、やはり動作になるとどうも前のめりになったり、顎が出たりで力が失いやすいですね。ただ、とても全てが合理的というか自然な動きなのでこれがあたり前の動きとして早く身につけば良いなと思ってます。

思わず帰りの電車の待ち時間等ホームで練習しちゃいました。(田舎駅なので人はいません。)
ますます太気拳に魅了されてしまいました。

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太気会の稽古に参加して 会友員H.O 2004/07/02

 私が太気拳というものを知ったのは、だいたい3年くらい前のことだったと思います。当時、少林寺拳法をやっていましたが、たまに稽古に参加する程度で、それほど熱心といえるほどではありませんでした。そのころは、父が病気で亡くなったことことや自分の体調不良など、健康というものに対しての感心が非常に強くなっていた時期でした。自分の体調不良の原因がシックハウスで有名な化学物質過敏症という病気であることがわかり、自律神経失調症の症状が出て、いろんな化学物質に反応して体調がおかしくなったり、かなり精神的につらい状況でした。この病気は薬で治すということができず、ゆっくり時間をかけて体から化学物質を排出していくしかないというものです。たまたま雑誌などで、意拳・太気拳という武道が健康に非常によい効果をもたらす効果があり、なおかつ壮絶な強さをもつ武道である事を知り、とてもやってみたいという気持ちになりました。

 ところが、やはり自分の地元は田舎で、意拳も太気拳も支部があるところは非常に遠く、ビデオを購入して自分なりにやってみることにしました。みようみまねで始めた意拳の站椿は、最初は想像以上につらく、10分もやっとでしたが、こういうものは長い時間かけて効果がでるものと信じて暫く続けてみようと思い、半年くらいはビデオだけでやっておりました。それから、東京に出る用事があるときに、道場などで数度教えてもらいましたが、地方の人間が年に数回参加する制度が整備されているわけではなかったので、入会することはあまり現実的ではありませんでした。それでも一人で站椿だけは続けるようにしておりましたが、3年弱くらいたったとき、太気会のホームページに出会い、会友員制度があることを知りました。非常に制度体系が、私のような遠隔地の人間には現実的な有難い制度でしたので、見た瞬間『これだ!』と思いました。そして先生の執筆された『太気拳の扉』を購入して読んでみると、内容が曖昧なものではなくて、とても具体的な内容であり、太気拳の稽古体系を、文字を通して伝えるための努力と誠意を感じられるものであり、天野先生のご指導を仰ぎたいという気持ちは衝動のようなものになってしまいました。初めて送信させて頂いたメールで、『見学させてください』とではなく、いきなり『入会させてください』と送信してしまうほどでした。先生のメールの返信では、快く入会を承諾してくださり、また、地方に支部が無いことを自身の力不足と表現されており、そのことでは非常に感動を覚えずにはいられませんでした。そして平成16年2月、稽古に初めて参加させて頂くことになりました。

 2月の稽古は、土曜日は午前と午後、日曜日は午後と計3回となりました。このとき教えて頂いた内容は、立禅、揺り、這い、練り、後方発力でした。まさか発力まで稽古が進むとは思ってなかったので驚きました。先生のご指導は、本当に理解しやすいもので、教えて頂いてやってみると、本当に体がそのとうりの反応を示したりするので、非常に驚きでもあり、楽しいものでした。先生に触れて頂いて負荷をかけられた状態で揺りなどをすると、とてもよく感覚がわかり、なによりもひとり稽古では得られない貴重な体験でした。会友員という形での稽古への参加は、他の武道よりも、一人稽古に割く時間が多いため、意義があることではないかという自分の考えは、確信に変わりました。それには、やはり、先生のご指導の順番は、稽古の相互の関連性を意識したもので、非常に理解しやすい工夫がされていたことも、その確信を強めてくれました。

 2月の稽古から、一人稽古が以前より遥かに楽しいものとなり、毎日1~2時間は立禅、這い、練りなどに時間を割くようにしました。意拳式の站椿から太気拳式の立禅に変わったこともあるのでしょうか?多分、それ以上に稽古への向かい方がより明確になったこともあり、立っている感覚が以前より心地よくなりました。また、そのせいか体調もかなり改善されて、日常生活もほぼ健康状態に戻りつつありました。そして1年程前から始めたブラジリアン柔術もサークルへの参加という形で並行してやっておりますが、技術を覚えるのにあまり時間を費やさなくなったのも、太気拳の稽古をすることによって、体の使い方が合理的になってきたことや手足の感覚が鋭くなったことのおかげであると自分では強く感じております。今では、太気拳はひとつの武道というカテゴリーではおさまりきらない、身体操作のシステム、ないしはそれ以上のものなのでは無いでしょうか?

 3月にも稽古に参加できる予定でしたが、残念ながら流れてしまい、6月を待たなければならなくなってしまいました。梅雨に入って雨で稽古が中止になるのを恐れてたところ、当日は2日とも天気がよく、稽古日和でした。先生はよく自分のことを覚えていてくださり、たくさんのお弟子さんがいらっしゃるでしょうに、本当に感激のきわみでした。先生の気さくな御人柄も本当に太気会の魅力の1つであることは間違いないと思います。
 稽古が始まり、前回教えて頂いた内容で出来ていないところが幾つかあり、それを指摘して頂いたことで、また課題がはっきり致しました。立禅のとき手が縮こまること、半禅のときの前足の角度などです。今回新しく教えて頂いたものも、また新たな課題としてクリアして次回はもっと高度なことを教えていただくように努力して行きたいです。
 そして初めて太気拳の組手を拝見させていただく事ができましたが、あまりにも動きが早く目がついていくことが出来ませんでした。壮絶な組手をこなしていく先輩たちには尊敬の一言でした。

 稽古の合間の昼の移動の時も先生にいろいろお話を聞くことができる貴重な時間です。そのときに午前の稽古で、自分の立禅の仕方が良くなったこと、つまり一人稽古をしっかりやっていたことを見抜いて頂いたことは本当に嬉しいことでした。また、先生が外で稽古をやりなさいと仰られたのですが、その理由が先生らしい風流なもので、非常に侘びさびを感じるものでとても心に残りました。何か人生の極意を教えて頂いた心境で、やはり太気拳は単なる武道にあらず!と感じずにはいられませんでした。

 稽古に参加してみて、太気拳の稽古はやはり生涯続けて行きたいと思いました。(組手に参加する度胸はいまのところありませんが。)
 それは、やはり年齢を重ねてもどんどん積み重ねて行くことが出来る魅力を感じたからです。一箇所にとどまらず、昨日より今日、今日より明日、常に自分が進歩して行けるなんて、こんなに素晴らしいことはありません。