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講習会初参加の感想 会友員K  2004/10/02

先日は初めての稽古に参加させていただきました。
色々有難うございました。

先生を初めて拝見した時はとても感動し、あらかじめ用意しておいた質問等もすっかり忘れてしまい稽古に没頭してしまいました。

しかし基礎講座の稽古の中に答えがあり、またこれからの練習の1つの指針ができました。
正しい立禅。そして這い。そこから打拳へと繋げてゆく過程が少し見えてきました。

先生が固定式推手をしてくださった時の異様な圧力にはなんともいえない驚きがありました。このままちょっとでも発力されたら、はるか彼方までふっ飛ばされそうな感覚が、体の中に感覚として残ってます。こういう感覚はやはり先生や諸先輩方との実際の触れ合った中でしか得られないものだと思います。上手く説明できませんが中心に向かってくる圧力、とでも表現したらよいのでしょうか。

そして、立禅で感じた力は、どんな時も失わないという事はとても大事な事なのですが、やはり動作になるとどうも前のめりになったり、顎が出たりで力が失いやすいですね。ただ、とても全てが合理的というか自然な動きなのでこれがあたり前の動きとして早く身につけば良いなと思ってます。

思わず帰りの電車の待ち時間等ホームで練習しちゃいました。(田舎駅なので人はいません。)
ますます太気拳に魅了されてしまいました。

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太気会の稽古に参加して 会友員H.O 2004/07/02

 私が太気拳というものを知ったのは、だいたい3年くらい前のことだったと思います。当時、少林寺拳法をやっていましたが、たまに稽古に参加する程度で、それほど熱心といえるほどではありませんでした。そのころは、父が病気で亡くなったことことや自分の体調不良など、健康というものに対しての感心が非常に強くなっていた時期でした。自分の体調不良の原因がシックハウスで有名な化学物質過敏症という病気であることがわかり、自律神経失調症の症状が出て、いろんな化学物質に反応して体調がおかしくなったり、かなり精神的につらい状況でした。この病気は薬で治すということができず、ゆっくり時間をかけて体から化学物質を排出していくしかないというものです。たまたま雑誌などで、意拳・太気拳という武道が健康に非常によい効果をもたらす効果があり、なおかつ壮絶な強さをもつ武道である事を知り、とてもやってみたいという気持ちになりました。

 ところが、やはり自分の地元は田舎で、意拳も太気拳も支部があるところは非常に遠く、ビデオを購入して自分なりにやってみることにしました。みようみまねで始めた意拳の站椿は、最初は想像以上につらく、10分もやっとでしたが、こういうものは長い時間かけて効果がでるものと信じて暫く続けてみようと思い、半年くらいはビデオだけでやっておりました。それから、東京に出る用事があるときに、道場などで数度教えてもらいましたが、地方の人間が年に数回参加する制度が整備されているわけではなかったので、入会することはあまり現実的ではありませんでした。それでも一人で站椿だけは続けるようにしておりましたが、3年弱くらいたったとき、太気会のホームページに出会い、会友員制度があることを知りました。非常に制度体系が、私のような遠隔地の人間には現実的な有難い制度でしたので、見た瞬間『これだ!』と思いました。そして先生の執筆された『太気拳の扉』を購入して読んでみると、内容が曖昧なものではなくて、とても具体的な内容であり、太気拳の稽古体系を、文字を通して伝えるための努力と誠意を感じられるものであり、天野先生のご指導を仰ぎたいという気持ちは衝動のようなものになってしまいました。初めて送信させて頂いたメールで、『見学させてください』とではなく、いきなり『入会させてください』と送信してしまうほどでした。先生のメールの返信では、快く入会を承諾してくださり、また、地方に支部が無いことを自身の力不足と表現されており、そのことでは非常に感動を覚えずにはいられませんでした。そして平成16年2月、稽古に初めて参加させて頂くことになりました。

 2月の稽古は、土曜日は午前と午後、日曜日は午後と計3回となりました。このとき教えて頂いた内容は、立禅、揺り、這い、練り、後方発力でした。まさか発力まで稽古が進むとは思ってなかったので驚きました。先生のご指導は、本当に理解しやすいもので、教えて頂いてやってみると、本当に体がそのとうりの反応を示したりするので、非常に驚きでもあり、楽しいものでした。先生に触れて頂いて負荷をかけられた状態で揺りなどをすると、とてもよく感覚がわかり、なによりもひとり稽古では得られない貴重な体験でした。会友員という形での稽古への参加は、他の武道よりも、一人稽古に割く時間が多いため、意義があることではないかという自分の考えは、確信に変わりました。それには、やはり、先生のご指導の順番は、稽古の相互の関連性を意識したもので、非常に理解しやすい工夫がされていたことも、その確信を強めてくれました。

 2月の稽古から、一人稽古が以前より遥かに楽しいものとなり、毎日1~2時間は立禅、這い、練りなどに時間を割くようにしました。意拳式の站椿から太気拳式の立禅に変わったこともあるのでしょうか?多分、それ以上に稽古への向かい方がより明確になったこともあり、立っている感覚が以前より心地よくなりました。また、そのせいか体調もかなり改善されて、日常生活もほぼ健康状態に戻りつつありました。そして1年程前から始めたブラジリアン柔術もサークルへの参加という形で並行してやっておりますが、技術を覚えるのにあまり時間を費やさなくなったのも、太気拳の稽古をすることによって、体の使い方が合理的になってきたことや手足の感覚が鋭くなったことのおかげであると自分では強く感じております。今では、太気拳はひとつの武道というカテゴリーではおさまりきらない、身体操作のシステム、ないしはそれ以上のものなのでは無いでしょうか?

 3月にも稽古に参加できる予定でしたが、残念ながら流れてしまい、6月を待たなければならなくなってしまいました。梅雨に入って雨で稽古が中止になるのを恐れてたところ、当日は2日とも天気がよく、稽古日和でした。先生はよく自分のことを覚えていてくださり、たくさんのお弟子さんがいらっしゃるでしょうに、本当に感激のきわみでした。先生の気さくな御人柄も本当に太気会の魅力の1つであることは間違いないと思います。
 稽古が始まり、前回教えて頂いた内容で出来ていないところが幾つかあり、それを指摘して頂いたことで、また課題がはっきり致しました。立禅のとき手が縮こまること、半禅のときの前足の角度などです。今回新しく教えて頂いたものも、また新たな課題としてクリアして次回はもっと高度なことを教えていただくように努力して行きたいです。
 そして初めて太気拳の組手を拝見させていただく事ができましたが、あまりにも動きが早く目がついていくことが出来ませんでした。壮絶な組手をこなしていく先輩たちには尊敬の一言でした。

 稽古の合間の昼の移動の時も先生にいろいろお話を聞くことができる貴重な時間です。そのときに午前の稽古で、自分の立禅の仕方が良くなったこと、つまり一人稽古をしっかりやっていたことを見抜いて頂いたことは本当に嬉しいことでした。また、先生が外で稽古をやりなさいと仰られたのですが、その理由が先生らしい風流なもので、非常に侘びさびを感じるものでとても心に残りました。何か人生の極意を教えて頂いた心境で、やはり太気拳は単なる武道にあらず!と感じずにはいられませんでした。

 稽古に参加してみて、太気拳の稽古はやはり生涯続けて行きたいと思いました。(組手に参加する度胸はいまのところありませんが。)
 それは、やはり年齢を重ねてもどんどん積み重ねて行くことが出来る魅力を感じたからです。一箇所にとどまらず、昨日より今日、今日より明日、常に自分が進歩して行けるなんて、こんなに素晴らしいことはありません。

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太気拳を始めた感想 会友員N 2002/12/22

 私が太気拳を始めてから、約2ヶ月になろうとしています。太気拳を始めようと思ったのは、自分の体を少しでも強くしようと思ったからです。太気拳を始めて今思うのは、人間は頭が考えているように、体は動かないなということです。これを太気拳をはじめてつくづく思いました。先生もよく言われているように、気持ちと体を一つにすることが難しすぎで、今は良くわからない、まだまだ心も体もバラバラですが、徐々に、心と体が一致するように頑張っていきたいと思います。

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初稽古の感想 会友員K 2002/11/24

 途中仕事の事情など、ブランク時期があったりするものの、子供の時から何かしら武道・格闘技を自分のできる範囲でやってきました。30代後半に入りある種の大きな壁を感じるようになっていました。簡単に言うと、「10年後はどうなるのか?」「このまま続けると体を壊しつづけるのでは?」「あとあまり強くなれないし、その後は弱くなるだけなのでは?」などの感情です。自主的には、体をより有効に動かそうと、スローモーションで全身をチェックしたりしていましたが、どうも釈然としません。持病である腰痛との戦いもあります。
 太気拳がありました。実は1年くらいもやもやしてたのですが(何故1年ももやもやしてたのか、今となっては不明です)思い切って天野先生に問い合わせたところ、「とにかく練習をしないことには何も始まらない」との、奮い立たせるようなアドバイスをいただきました。妻にも相談し、思い切って練習に参加しました。
 初回はひたすら立っていただけですが、段階を追って先生から色々なアドバイスを受けます。教えていただいたことを試すものの、難しいです。でもやってみると何だか楽になったりつらい部分が出てきたり。私の場合は、悪い腰がとても力んでいました。先生は真っ先にそこをご指摘されました。ずっと立っていると、ある時点で急に「ふっ」と腰が軽くなりました。とても感激しました。
 後になると少し動いてみたりもしました。面白すぎます。はっきり言って初回なので何もわかっていません。でもその中でも面白い感覚というものがあり、とにかく虜になってしまいました。
 なんとなくですが、継続すると自分の体をもっと知ることが出来、もっとコントロールできるのだろうと感じました。先生の動きを見ましたが、人間の動きではありません。恐ろしい動きで、かつ決してマネの出来ない動きでした。自分はもっともっと強くなりたいと強く感じました。
 「何かを覚えるのではなく、自分を知り自分を変えていくのです。とにかく続けるのです。」とのアドバイスを先生からいただきました。自分の前にあった霧のようなものが晴れて、すがすがしい気分です。
 先輩方に少しでも近づけるようがんばります。まずは週1回必ず稽古に参加し、毎日立禅する、を目標に日常生活の全てを変えていき、がんばりたいと思います。精進いたしますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

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太気拳初稽古の感想 会友員H 2002/11/12

 本日の稽古は大変衝撃的な体験になりました。空手を習っているときの立禅とは筋肉と気合を鍛え、いかに長い時間立っているのかが重要であると先輩からは教わりました。しかし、ただ立っているのではなく体のことを知るためには立って考えることが重要だというのがわかりました。時には立ちながら、試験的に動くことも体を知るためには必要不可欠だということが私にとって衝撃的でした。
 先生と先輩たちと別れてから先輩の話しを原宿駅に行きながら少し聞くことが出来ました。なんでも昔はシュートをしていて、太気拳は7~8年前からやっているとのことでその先輩に立禅は日課にして続けるためにはなにか(ご飯、お風呂)とセットにすればいいと教わりました。私もいろいろと工夫していきたいと思います。
 本日はどうもありがとうございました。いままでただ立っているだけの立禅は正直言って苦痛でしたが、意識的に体と対話することを考えるとこれからの立禅が楽しみでしょうがありません。
今度稽古に参加できる日まで今日教わったことを実践しながら立禅を続けていきたいと思います。
 これからもよろしくお願いします。

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交流会の感想 会友員N 2002/04/20

4月7日、ひどく寒い雨の降る朝でした。
「今日は組手をお願いするぞ」と決めていたものの、少々意志が挫けるような寒々しい朝でした。

岸根公園に着いたとき雨は止んではいましたが、どんよりとした曇り空、そんな中稽古は始まりました。
数時間の稽古の後、朝の雨が嘘のように晴れ上がった頃に集合が掛けられました。太氣会の方から「組手やりますか?」と問われ、「お願いします!」と即答したものの「言わなきゃよかったかなぁ」と少々思いました。

さて、そうこうしてるうちに組手が始まりました。私なりに課題を持って取り組んだ組手でしたが・・・。
とにかく組手の相手をして頂いた方々から私には色々課題があることを身をもって教えて頂けました。
天野先生にも組手の相手をして頂いたのですが、諭されるような組手でした。
「ほら、顔面空いてるよ。」、「ほら、そんな姿勢じゃ動けないよ。」と突きの一発一発が言っていたように感じました。
沢井先生は「愛のある組手をしなさい。」と日頃おっしゃられていたと聞きますが、まさに己を高め相手を高める組手を体験させて頂けたように思います。ただ個人的な感想を言わせて頂ければ愛は愛でも”痛い”愛でしたが。 

そんな厳しい組手の後、天野先生、太氣会の皆様の計らいで打ち上げのバーベキューに参加させて頂きました。
厳しい組手の後の打ち上げのバーベキューもまた最高でした。天気は良いし、酒はうまいし、肉はうまいし、大変楽しい時間を過ごさせて頂きました。厳しい組手と楽しい打ち上げ、非常に中身の濃い充実した一日でした。

最後に組手のお相手をして下さり、その上楽しい打ち上げをご用意して下さった天野先生及び太氣会の皆様本当に有難う御座いました。

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納会印象記 会友員D 2002/01/24

 昨年の納会にはほとんど見学という無理な形で参加させていただき、有難うございました。初めて体験(見学)する太氣拳の稽古納めはかなり緊張した時間でしたし、初めて拝見した伝説の島田先生の動きにも見たものにしかわからない迫力があり、島田先生の特別セミナーの内容も沢井先生を知る上でも貴重な内容でした。残念なことに見学しか出来なかったのですが、見学でしか見えてこないこともあると思いますし島田先生の下半身の動きや膝の角度には何かただならぬ物を感じました。いくつかの稽古法を教えていただき、またその稽古法が沢井先生から教わった全てだという御言葉も印象的でした。天野先生が常々おっしゃっている自分の拳を作るしかないという御言葉もこの数種類の稽古法を通して、また再認識できました。メインの組手大会(?)には自分は勿論見学という形でしか参加できませんでしたが会友員の方も積極的に参加されている姿は感動的でしたし、あくまでも自分の拳を磨くという目的を忘れずに相手を痛めつけるということを極力せずに技術の交流に配慮されていた点も今振り返ると良かった思います。何人かの怪我人がいたようでしたが無事終了してホッとしたのと、でも自分もやりたかったという素直な気持ちが残っています。「百見は一触にしかず」という言葉がありますが、今度は怪我を完全に治して稽古をして納会に参加したいと思います。色々と御迷惑ををお掛け致しますが本年も宜しくお願い致します。
 ※納会の飲み放題の時間を増やしていただければ有り難いです。出来れば料理の量も増やしていただければと思います。