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初稽古の感想 会友員K 2002/11/24

 途中仕事の事情など、ブランク時期があったりするものの、子供の時から何かしら武道・格闘技を自分のできる範囲でやってきました。30代後半に入りある種の大きな壁を感じるようになっていました。簡単に言うと、「10年後はどうなるのか?」「このまま続けると体を壊しつづけるのでは?」「あとあまり強くなれないし、その後は弱くなるだけなのでは?」などの感情です。自主的には、体をより有効に動かそうと、スローモーションで全身をチェックしたりしていましたが、どうも釈然としません。持病である腰痛との戦いもあります。
 太気拳がありました。実は1年くらいもやもやしてたのですが(何故1年ももやもやしてたのか、今となっては不明です)思い切って天野先生に問い合わせたところ、「とにかく練習をしないことには何も始まらない」との、奮い立たせるようなアドバイスをいただきました。妻にも相談し、思い切って練習に参加しました。
 初回はひたすら立っていただけですが、段階を追って先生から色々なアドバイスを受けます。教えていただいたことを試すものの、難しいです。でもやってみると何だか楽になったりつらい部分が出てきたり。私の場合は、悪い腰がとても力んでいました。先生は真っ先にそこをご指摘されました。ずっと立っていると、ある時点で急に「ふっ」と腰が軽くなりました。とても感激しました。
 後になると少し動いてみたりもしました。面白すぎます。はっきり言って初回なので何もわかっていません。でもその中でも面白い感覚というものがあり、とにかく虜になってしまいました。
 なんとなくですが、継続すると自分の体をもっと知ることが出来、もっとコントロールできるのだろうと感じました。先生の動きを見ましたが、人間の動きではありません。恐ろしい動きで、かつ決してマネの出来ない動きでした。自分はもっともっと強くなりたいと強く感じました。
 「何かを覚えるのではなく、自分を知り自分を変えていくのです。とにかく続けるのです。」とのアドバイスを先生からいただきました。自分の前にあった霧のようなものが晴れて、すがすがしい気分です。
 先輩方に少しでも近づけるようがんばります。まずは週1回必ず稽古に参加し、毎日立禅する、を目標に日常生活の全てを変えていき、がんばりたいと思います。精進いたしますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。