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メールQ&A 天野敏のテクスト

立禅と這いの後に正座をして足が動かなくなった

Q:
初めまして。

先生の著書と大気拳挑戦講座のDVDを見ながら現在独学で大気拳を学ばせていただいております。初めてから約1年がすぎ、最近では立禅も10分から15分くらい立てるようになりました。このたびご質問させていただきたいのは先日、立禅と這が終わったあと友人から電話があり、正座をして2分くらい話をして電話終了とともに立ち上がろうとしたら、下半身の力が抜けて立ち上がろうとしても立ち上がれず、(両足が真っ直ぐ伸びて固まったような感覚)このような状態が20秒から30秒くらい続き、どうしようかなと心配になってしまいました。先生の長い修行生活の中でこのようなことはご経験がおありでしょうか?大気拳の練習の影響でなければ一度医者に行こうとも考えています。

先生のご経験の中でお答えをいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

A:
立禅と這いの後に正座をして、足が動かなくなった、との事。
当然ですが、稽古では筋肉が緊張を強いられます。
その結果として鍛えられていくわけです。
私は医者ではないので、詳しいことは判りませんが、そういった直後に正座をして血行を悪くするのはどちらにしてもいいことだとは思えません。
一般的なスポーツと同じで、稽古の前には柔軟体操が必要だと思いますし、稽古が終わったらやはりクールダウンが必要です。
今回の事の原因が何かはわかりませんが、そのあたりにも気をつけて稽古してください。
太気拳を稽古して強くなる、という事はすなわち健康になる、という事だと思います。
人生にとって本当に大事な事は、毎日を健康で豊かに送ることだと思います。
太気拳はそう言った事ためにもあるものですから。

太気会 天野