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実践を想定した立禅

Category : メールQ&A, 天野敏のテクスト

天野先生、お元気でしょうか?

『中年からはじめる本物の中国武術』で立禅を御教授戴いておりますIです。

最近私は『実践を想定した立禅』に取り組んでおります。

そこで教わった、「顔を守る」為に顔の前に手を出す、ということについてですが、私の感想は「ああ、やはり太氣拳は格闘技なんだ。」でした。

そして「相手全体を捉える」その2つを取り入れて立禅を組んでみますと、今までの立禅と違い、格闘技としての緊張感を感じました。

「腰の力で動く」ということは解ります(解ったつもり)が「腰の力でいつでも動くことができる状態」というのは現状では私は立禅をはじめたばかりなので、よく解りませんがこれから歩法や防御法などを学ぶ際に「腰の力で動く」ということが、とても重要なことになっていくのだろうな、と思いました。

実際に顔の前に手を出して立禅を行ってみますと、普段の立禅と違う所は、前に重心がかかる、ということです。

足の親指に普段の立禅より力が入ります。

手を前に出したまま、『腰の力で腰自身を動かす』を行ってみますと、爪先を引き上げ、踵を下に降ろす時に、普段の立禅では重心が後ろにかかりますが、手を前に出した立禅では、重心があまり後ろにかからず、むしろ下にかかります。

手を前に出した立禅はバランスを取るのが難しく、前方によろけてしまうこともしばしばです。

(腕って重いのだなあ…)と感じました。

これからも立禅を続けていきたいと思います。

A:
メール拝見しました。

一人での稽古大変だと思いますが、頑張っているようですね。

立禅を組んでいると、手の位置をちょっと変えるだけで微妙にバランスが変わる、ということに気がつきます。
多分普通では感じられないようなことですが、
禅を組むということで、身体に対する視線が鋭くなってきているのだと思います。

たしかに、顔の前に手を上げるとそれだけで前のめりになりがちです。
それは重心の変化と言う事に加えて、意識の変化もあります。
普通に禅を組んでいるときに比べて、前面に意識が行きがちになります。
その結果、眼と手に意識が集中してしまい、前のめりになることがよくあります。

そうなったら、もう一度普通の立禅を思い出してください。
手が上がっていても、姿勢は普通の立禅と同じになるように工夫してみてください。

手の形や位置が変わっても、基本的な姿勢は揺るぎません。
前だけでなく、後ろや側面にも気を配れるような気持ちと身体のバランスに気をつけてください。

これからもいろいろ発見があると思います。
発見こそが武術の楽しみだと思います。

当たり前の日々の中にある発見の楽しみ。
太気拳をやる喜びです。

では、頑張ってください。

太気会 天野

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